‘社務日誌’ カテゴリーのアーカイブ

境内の紅葉

2010年10月31日 日曜日

例年に比べて今年はかなり遅いんですが、ようやく境内の木々も色づいてきました。

境内の紅葉

今日は10月最後の日曜日とあって、七五三や初宮詣の方々が多く参拝されました。

明日から11月。11月5日(金)には例年通り王神祭が行われます。(桃)

神前結婚式

2010年10月24日 日曜日

爽やかな秋晴れの日が続いていますicon_smile.gif

10月23日の今日、社殿では結婚式が行われました。

結婚式

境内はケヤキ等落葉樹が多く、葉が赤や黄色に色づく時期です。

青空に紅葉をバックに、新郎新婦が歩まれるのを見て美しいな、と素直に感じました。

ご友人たちが式にも参列され、カメラで記念撮影などもされていました。

皆に祝福されて結婚されるのはやっぱり幸せだなと思います。

奇しくもこの日10月23日は、6年前この地を襲った中越地震の発生した日です。

6年前のこの日は絶望の底と言いますか、これからどうなるんだろうと不安の毎日でした。

今でこそ冷静に受け止められますが、当時は破損した境内を見てどうしたらいいかわかりませんでした。

人生楽あり苦ありといいますが、困難に直面することもあれば喜びに満ちた瞬間も訪れることもある、そういった中で努力してひとつずつ積み上げる大切さを感じました。

何はともあれお二人のご多幸を心よりご祈念申し上げます。(桃)

神前結婚式

2010年10月17日 日曜日

10月16日は朝はぐずついたお天気でしたが、お昼から次第に晴れていき見事な秋晴れとなりましたicon_biggrin.gif

夕方六時から境内では神前結婚式が執り行われました。

秋分の日が過ぎて日の入りも早く、最近は16時を過ぎた辺りから段々と暗くなっていくので少し趣向を凝らしてみました。

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参道沿いをロウソクで照らしてみましたicon_smile.gif

写真だとかなり分かりづらいですが、実際に見るとぼんやりと映し出される参道や揺らめく炎は幻想的でもあり厳かな雰囲気をより一層強めていたと思います。自分で言うのもなんですがicon_cool.gif

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普段とは違った神社の静けさを感じる中で、式は目出度く斎行致しました。

お二方をはじめ皆々様の御多幸を心よりお祈り申し上げます(大)

9月11日 越後長岡暮らし文化の祭典

2010年9月21日 火曜日

一雨降ってから急に季節が進んだ感じがします。先週まではまだまだ暑い日が続くのかと思っていたのですが・・・。

普段は毎年7月14日、15日の例祭日に神社の拝殿で舞を奉納している稚児舞ですが、今回は出張?して大手通まで舞を披露しにいきました。

出演者は舞の子ども二人と笛の子ども三人、そして笛の先生と太鼓の私です。

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広い舞台に大勢の観客と言う事で、若干緊張気味の舞子たちですが(先の演者がかなり早く終わり準備が慌ただしかったせいもありますが・・・)

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本番では綺麗に踊れていましたicon_smile.gif 写っていませんが私もちゃんといます。向かって右の方で必死に太鼓を叩いています。

そして今気がついたのですが、向かって左側の三宝(さんぼう。床に置いてある朱色の台)の向きが逆でした。恥ずかしすぎる間違いで只今反省と消沈しておりますicon_sad.gif

今年初めての取り組みでしたので改善点は多少見受けられましたが、地域の方々に広く知ってもらうには良い機会だったと思います(大)

夏祭りに思うこと

2010年8月26日 木曜日

8月も終わりに近づいてきました。

今年は連日の猛暑でまだ涼しさは感じることはできませんが、一日一日秋へと近づいているんですよね。

当社は兼務社(金峯神社以外に奉務する神社)が40社と大変多く(神社本庁の包括下の神社と、そうでない神社があります)、そのうちの15社が8月にお祭りを行っています。ですので8月は暑いだけでなく、忙しい月で連日汗びっしょりで神事を行っています。

お祭りというのはもともと稲作と非常に深い関係にあって 、春の祈年祭と秋の新嘗祭がルーツです。アバウトな説明ですが、田植えと稲刈りに際しお祭りを行う、といったらわかりやすいでしょうか。

ですが様々な事情でその祭礼日も変更を余儀なくされています。お近くの氏神様の祭礼は土日にされているところが多いと思いますが、本来春や秋に行われていたお祭りも季節も関係ない時期に変更されているのが現状です。それで8月のこの時期が当社では忙しい時期になっているんですね。

祭礼日が変更される、ということに対して若干の寂しさは当然持っています。何らかの起源や理由があって始まったものですし、その時期が来ると自然と心が躍るというか生活に密着していたものを変更するのはやはり違和感はあるんですね。

しかし半面昔とは生活様式が変わって、例えば私どもの兼務社では農業を生業としている人は少なくなって、田植えと稲刈りが重要ではなくなったことや、氏子地域の皆が集まれる時期を模索すると土日で、子どもたちを集めようとすると夏休みの8月になったり、つまり将来へ伝承するために大勢の人を集めようとすると今までの祭礼日が適正な日取りでなかったり。そういった状況の中で祭礼日の変更という結論に至ったわけですので、盛大に氏子地域を挙げて一体感を持ってお祭りを行ってほしいと思います。同時に変わってしまった伝統や形式を記録を取るなど将来へ残してほしいとも思います。

古い記録や地域に生きてきた人たちの足跡があるというのは後世の人間にとって嬉しく有り難いものです。現代の人って情報化社会でスピードの速い中を生きていますので、あまりに刹那的というか過去や未来との時間軸の中で自分たちを客観視しないというか、広い視点で伝統行事を見てほしいなぁと最近思いました。(桃)