2011年12月 のアーカイブ

初詣について

2011年12月16日 金曜日

今日の寒さは厳しいですね・・・一気に雪が降って来て境内が雪化粧を施したかのような白さになってまいりました。出来れば積もらないで欲しいのですが、この雪を見ていると望みも薄そうです

 

年が明けてから初めて神社に参拝する事を初詣と言います。詣でるは『貴い所へ行く』と言う意味で、神社や仏閣などにお参りする事や、貴人の元へ行く時などに使われる言葉ですが、人に会いに行くのに初詣とは中々言わないと思うので、今では多くは神社仏閣を参拝する時に使われる言葉になっています

 

近年では家族や友人と、除夜の鐘が鳴り終わると同時にお参りする、或いは除夜の鐘が鳴るのを聞きながらお参りするのが一般的だと思いますが、古くは大晦日の夜から元旦の朝にかけて一家の主人が氏神さまに籠る事が習わしでしたが、次第に除夜詣でと元旦詣での二つの形に分かれ、現在の初詣の元の形になったそうです

 

二年参りと言う言葉は、除夜詣でと元旦詣での事を示しているのかもしれません。私の住んでいた地方には二年参りと言う言葉自体がなかったので、詳しくはわかりませんが・・・。

 

初詣だからお参りする場所は一箇所だけ、と決める必要はありませんし、数か所回るからと言って順序を考える必要もありません。氏神さまから参拝するのもよし、恵方の神社から参拝するのもよし(平成24年の恵方は北北西)。自分の気持ちの良いお参りの仕方でご参拝下さい(大)

 

 

月次祭のご案内(12/15 午後2時より)

2011年12月13日 火曜日

一年が過ぎるのは大変早いもので、今年も残すところ半月と僅かとなりました。

今年は大変な災害に始まり、不安と混沌の一年間ではなかったかと思います。 誰しもが一年ずつ年を重ねていくわけですが、今年ほど神社の有るべき姿について、神職の役割について考えさせられた一年は今までありませんでした。今年の残りの半月が、そして来たる新年が少しでも良い年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

 

さて、今年最後の月次祭となります。ご案内申し上げます。

12月15日(木)午後2時より月次祭を執り行います。

月次祭とは、毎月一日と十五日に行う祭事です。(但し1月1日は歳旦祭、4月と7月の15日は大祭の為除く)ご祭神に世界平和、国家安泰、皇室の繁 栄、氏子崇敬者の健康や安全などを祈願する祭典です。また1日や15日は神棚に供えている榊や神饌などを取り換えるのに良い日とされています。

月次祭の参列に関しまして特に費用はかかりません。お時間の少し前に拝殿にご昇殿くださいますようご案内申し上げます。参拝後は榊を授与致します。神棚の榊をお取り換え下さい。

なお1月1日は毎年月次祭を執り行いませんが、どうぞご参詣の上、心新たに新しい年をお迎え下さい。(桃)

神棚の設け方

2011年12月9日 金曜日

冬らしい気温になってまいりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか

住宅事情が変化した現代では、神棚を設ける事が困難な場合が多々あります

神棚には神さま(或は神さまの御恵)をお招きして鎮座していただく訳ですから、その下を通ったりその上を人が通る事はなるべく避ける様に、とされていますが、マンションなどでは最上階の部屋でないと難しいかと思います

神棚を設けたいけれど場所が・・・、と言う方は、見上げるような場所(棚の上など)に白い布を敷き、天井に『雲』などと書いた紙を貼って避ける方法があります

設ける場所がないから御札はいらない、と言う事ではなくて、大切な事は神さまが見て下さっている、と言う場を設ける事が大切なのだと私は思います

 

御札のまつり方の図を載せますので、どうぞご参考にして良いお年をお迎え下さい(大)

 

一社造りの場合

一番奥に崇敬する神社、真中に氏神さま、一番手前に神宮大麻と言う順番で御札をおまつりします。

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三社造りの場合

中央に神宮大麻、向かって右に氏神さま、向かって左に崇敬する神社の並べ方で御札をおまつりします。

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