2011年11月 のアーカイブ

皇室献上粟のご奉納

2011年11月30日 水曜日

6月に百笑会様のご依頼で御田植祭をご奉仕致しました。

百笑会様では御皇室に粟を献上されることになりまして、この度その粟が無事収穫を迎え、皇居に粟を献上され、宮中で行われた新嘗祭にお供えされたとのことです。先日百笑会様よりその粟と米のご奉納がありました。

 

 

自給率の低下が懸念され、放射能汚染の不安が付きまとう食糧事情の困難な中で、生産者の苦労や取組みに感謝する気持ちを持ち続けたいと思います。

百笑会様では、写真の皇室献上粟セット(献上粟と新潟産コシヒカリ)を限定200セット(1,800円)で販売されているとのことです。同じ粟を皇室でも召し上がられていると思いながら、また生産者の心意気を感じながら召し上がれば、いつもより更にきっとおいしく感じられると思いますよ。 (桃)


月次祭のご案内(12/1 午後二時より)

2011年11月27日 日曜日

初雪が降り、冬の足音が間近に感じられる時節となってまいりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

12月1日午後2時より月次祭を執り行います。

月次祭とは、毎月一日と十五日に行う祭事です。(但し1月1日は歳旦祭、4月と7月の15日は大祭の為除く)ご祭神に世界平和、国家安泰、皇室の繁 栄、氏子崇敬者の健康や安全などを祈願する祭典です。また1日や15日は神棚に供えている榊や神饌などを取り換えるのに良い日とされています。

月次祭の参列に関しまして特に費用はかかりません。お時間の少し前に拝殿にご昇殿くださいますようご案内申し上げます(大)

 

新嘗祭

2011年11月23日 水曜日

今日11月23日は「勤労感謝の日」として国民の祝日に定めされております。

勤労感謝の日とはそもそも新嘗祭(にいなめさい)がその由来です。

日本人にとって五穀(米・稗・粟・麦・豆 諸説あり)の収穫は、古来より非常に大切なものでした。11月23日に天皇陛下が新穀を天神地祇にお供えをし神事を行い、その年の収穫に感謝する宮中祭祀のひとつで、日本中の神社でも祭事が執り行われています。

特に稲は単なる食べ物ではなく、日本人の主食としてまた文化の源流として深く根付いたものであり、租税の主幹として一年を養う大切な蓄えとなることから、大事な行事として飛鳥時代の皇極天皇の御代に始められたと伝えられています。

新嘗祭に合わせて、新穀を奉納いただきご神前にお供えいたしました。

我が国の食物自給率は、生産額ベースで69%、カロリーベースで39%(平成22年度農林水産省)と大変低く、今社会問題となっているTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の是非を含め、生産や輸入から消費に至るまでの食糧の料・値段・安全性の確保など大変不安を感じる問題です。また東日本大震災後の福島第一原発事故による放射能汚染の問題はどなたにとっても重要な関心事だと思います。

神社の人間にとって専門分野ではありませんが、食料の確保は天候や社会状況に大きく左右され、毎年2月の祈年祭(きねんさい としごいのまつり)で豊作を祈り、11月の新嘗祭では収穫を神様に感謝する生活が長い間の日本人の姿であり、神の恵みに深く感謝する姿勢は今の世の中にも重要な教になると思うのですが、いかがでしょうか。(桃)

 

 

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月次祭のご案内(11/15午後2時より)

2011年11月13日 日曜日

少しずつ寒さが増し、秋が終りを迎え冬の到来が感じられる季節となりました。

11月15日の月次祭のご案内を致します。

11月15日午後2時より月次祭を執り行います。

月次祭とは、毎月一日と十五日に行う祭事です。(但し1月1日は歳旦祭、4月と7月の15日は大祭の為除く)ご祭神に世界平和、国家安泰、皇室の繁 栄、崇敬者の健康と安全等などを祈願する祭典です。また1日や15日は神棚に供えている榊や神饌などを取り換えるのに良い日とされています。

月次祭の参列は特に費用はかかりません。お時間の少し前に拝殿にご昇殿下さい。お待ち申しあげております。(桃)

鞴祭

2011年11月8日 火曜日

旧暦の11月8日は鞴(ふいご)祭り、または踏輔(たたら)祭りといって、昔金属の加工や製鉄には鞴(ふいご)という火を起こすための道具が欠かせませんでしたが、鍛冶屋、刀工、鋳物師といった人たちは仕事を休んで稲荷社や製鉄を祀る神社に詣でる鞴祭りを行いました。

稲荷社は鋳成(いなり)の別名ともいわれ、当金峯神社も鉱山製鉄守護の神である金山彦命(かなやまひこのみこと)をお祀りしています。

現代では随分と廃れた感もありますが、今日市内で鞴祭りの奉仕を行ってまいりました。

高度の炎を使う危険の中、事故災害なく日々の業務が行えるよう祈願致しました。神事を行うだけでなく安全管理の確認も兼ねて行う日とされているようで、日常の繰り返しの中ではどうしても人の心の中に慢心や慣れといったスキが生まれます。気持ちを引き締めるために大変重要な一日であると思います。(桃)