‘社務日誌’ カテゴリーのアーカイブ

草生津 神明社 新年

2018年1月11日 木曜日

新潟県長岡市草生津に鎮座致します、神明社様にて神事を執り行いました。

こちらには、「神明社」をはじめ、「金毘羅」様、「稲荷」様がご鎮座し参道の入り口には

地域の方々が大切にしております、お地蔵様もいらっしゃいます。

草生津様の社伝によれば、今から400年前の元和4年(1618年)に創立。

三島郡萩野城主山田大膳が藩主牧野家に召し抱えられ長岡に移住

当地を開拓するために邸内に移した御社を産土神とした。

「神明社」様は約400年

「金毘羅」様は約130年

「稲荷」様は約110年

「地蔵」様は約100年前後と、この地を末永く見守っていただいております。

草生津の皆様のご健勝とご多幸を申し上げ益々の御発展をお祈り申し上げます。(小)

 

12月31日 浄火

2018年1月3日 水曜日
12月31日午後4時半より大祓式を斎行致しました。
ご参列皆様には半年間の罪穢を祓われまして、新たな年を迎えられることと存じます。
その後、拝殿でお祓いした浄火を、一年間御守護いただいたお札やお守りに灯しました。
では良いお年をお迎えください。(吉)

金峯神社の大絵馬〖戌〗

2017年12月30日 土曜日

本格的な冬が訪れ境内も雪で包まれております。

平成29年は〖酉〗でございました。

平成30年は〖戌〗でございます。

これから、新しい年を迎える前に、干支の大絵馬を準備しております。

今年は、戊戌(つちのえいぬ)でございます。

所説ありますが、〖戌〗年は「勤勉・努力」が必要でその成果が実る年だそうです。

また、戊戌の年の生まれ人は「正直者、周囲の信頼」が厚い人が多いそうです。

そもそも、「戌」という字は「戈(ほこ)」という漢字から成り立っているそうで

「収穫物をひとまとめに締めくくる」ことを、表しているそうです。

なので、勤勉と努力が実を結ぶ年と言われているそうです。

平成30年も いいとし でありますようにとお祈り申し上げます。(小)

社紋 金峯神社~越後長岡蔵王~

2017年12月13日 水曜日

新潟県長岡市蔵王に鎮座しております、金峯神社の社紋につきまして少しご紹介いたします。

そもそも、日本では身分に関係なく家紋が存在しておりそれは「家紋」が「苗字」の代わりに使われていたからです。

※苗字を公に名乗ることを禁じられた時代があった。

苗字は武士階級の特権としており、「家紋」「屋号」が使われておりました。

こちらの金峯神社には「社紋」がございましてこれは「五七桐(ごしちのきり)」と申します。

所説ございますが、五七桐は下賜(かし)つまり「天皇家をはじめ、身分の高い人から賜るもの」で一般的に、功績やゆかりの深い間柄に送られるそうです。

ちなみに、三五桐というのもございまして将軍家から賜り同じように功績やゆかりの深い間柄に送られるとてもありがたい紋(象徴やシンボル)だそうです。

この、「桐紋の桐とは古代中国の神話に出てくる鳥の鳳凰」が止まる木とされ「桐は神聖な存在」として扱われ

この風習が日本に伝わり天皇様の衣類などに使われるようになり、当時は皇室のみが使用できる格式のある紋章として使用されてきました。

時代が進み、現代に至ります。

 

また、「桐」紋に使用されている桐は「ゴマノハグサ科の桐の葉と花」がデザインになり図案化されました。

また、桐は私たちの生活とも密接につながり「桐は良質な木材」として様々加工されてきました、

神楽(神道の神事)のお面、箏(そう・日本の伝統楽器)、箪笥(茶・衣類・食器・百味)の材料として使用されてきました。

桐箪笥といえば重くて大きいイメージを、される方が多いと思いますが桐は国産の材料の中で一番

「軽く」

「湿気を通さない」

「割れにくい」

「防火性」という

優れた特性を持っており良質な高級木材です。

紋章、神話、楽器「桐と共に」歩んできた道のりはとても長くそして素敵な時間を過ごしてきたように私は感じます。

先人とのつながりは、歴史や伝統の枠に超え生活の一部になり学ぶことで、違う時代を生きている自分たちにも、当時の人々が大切にしてきた「モノ」が少し理解できるような気がします。(小)

※箏(そう、可動式の支柱で音程を調節)

※琴(こと、玄を押さえる場所で音程を調整する)

※百味とは、当時の薬局で生薬を入れるために使われていた。

 

注連縄奉製

2017年12月5日 火曜日

先日、本殿や拝殿に付ける注連縄を奉製しました。長さは約10メートルと5メートル。

時折冷たい風が吹くなか、半日かけて作りました。

仕上げに飛び出ている藁を切り揃えて完成です。また、この藁は新町小学校の児童が米作りの授業で

作ったもので、例年賽ノ神の材料にもなっております。

神様の恵みであるお米を頂き、藁も捨てずに注連縄や注連飾りを作る。

昔から続けられてきた習わしが絶えることなく伝わるといいですね。(吉)