‘社務日誌’ カテゴリーのアーカイブ

日本の風習(長寿の祝い・古稀) 

2018年2月7日 水曜日

長寿の祝いとは【命に感謝し、歳を重ねる喜び、家族や友人を大切に思う心を確認し合う】節目の儀礼です。

さて、古稀とは中国唐代の詩人「杜甫」の漢詩の一説「人生七十年古来稀なり」に由来しており、そこから古稀と呼ばれるようになりました。

また、長寿の祝いにはそれぞれ「ゆかりある色」がございまして古稀は「紫」とされております。

これは、聖徳太子が定めた冠位十二階の最上位の色が紫であったことから、長寿のお祝いに用いられるようになったそうです。(小)

雪の境内

2018年2月3日 土曜日

今年の冬は大変寒く、境内では先日の降雪でかなり多く積もっています。

2月に入って一旦落ち着きましたが、再度寒波が襲来とのこと。

写真のように境内はすっかり雪に埋め尽くされてしまいました。

この時期はまだ年頭からのご祈祷も多い時期ですが、同時に除雪作業にも力が入ります。

神社の除雪車も連日フル稼働で除雪を行っています。これ以上降らないように・・・と祈りながら寒波の襲来に備えます。

積雪が多い年は建物が雪の重みに耐えられなくなるので、「雪おろし」といって屋根に上がって雪をおろしますが最近はあまりやってないので不安です

晴れ間が出た瞬間をねらって一枚撮りました。(桃)


日本の風習(長寿の祝い・還暦)

2018年2月3日 土曜日

長寿の祝いとは【命に感謝し、歳を重ねる喜び、家族や友人を大切に思う心を確認し合う】節目の儀礼です。

さて、還暦を祝うご家庭はたくさんあるのではないでしょうか。

還暦は一般的に「61歳」の長寿の祝いです。

「十干」「十二支」こちらの組み合わせが六十通りございまして、1年で一通りとし60年で一周する

計算になります。

61歳は「自分が生まれた年の干支に戻る」ことから「赤ちゃんに還る」という意味が重ねられ

赤を基調としたお祝いをする習わしがあります。

お祝いですので、花を贈る方は珍しくないと思いますが「華」という字は6つの「十」と「一」からなりたっており還暦に華を贈ることは大変喜ばしく、素敵なことだと思います。

また、「華」と「甲(物事の始まり)」といいまして「華甲(かこう)」という言葉を使ってお祝いすることもあるそうです。

明るい未来に祈りつつ、楽しい時間を生むことは、何よりも大事なことかもしれません。(小)

自然のコトバ ②

2018年1月31日 水曜日

本日は清々しい朝を迎えております。

空気は少し冷たく、日がさす所はなんだか暖かい。

自然を肌で感じるのは、結構贅沢なことかもしれません。

自然の豊かさを表現したコトバを少しご紹介いたします。

【曙】…夜がほのぼのと明け始める様子

【朝ぼらけ】…朝がぼんやりと明けてくる頃

【黄昏時】…「誰そ、彼は」が語源で薄暗く相手がだれかわからない時間帯(夕方)

【暮れ泥む】…日が暮れそうで中々くれない様子

【夕映え】…夕暮れ時の光に照らされて、モノが美しく照らされている様子

【夕凪】…夏の時期、陸と海の風が入れ替わる瞬間に風がピタッと止まる様子

【釣瓶落とし】…釣した瓶が上から下におろした時と同じようにすぐに沈む、秋の夕日のこと

自然の豊かさをしっかり表現した言葉だと私は考えます。

自分が感じた自然を皆様はなんと呼びますか(小)

日本の風習(長寿の祝い)

2018年1月29日 月曜日

昔はよく、今はわからないかもしれないけど「大人」になるとわかるよとアドバイスをもらった覚えがあります。

長生きするといいことがあるなど、人生の先輩方にいろいろとご指導を頂きました。

日本には、長寿の祝うという考え方があります。

年祝い、長寿の祝いとも言いますが、そもそも古代中国では「敬老思想」という文化があります。

敬老思想とは「高齢者の敬い大切にする」こと

古代の中国では長寿の祝いとして「詩」を贈り合う習慣がありました。

それが、平安時代に伝来し長寿を祝う儀式が広まったと言われております。

長寿の祝いとは【命に感謝し、歳を重ねる喜び、家族や友人を大切に思う心を確認し合う】節目の儀礼です。

年齢の数え方は地域によって異なり、「数え年」「満年齢」どちらでも差し支えないと言われております。

ご友人、ご家族様とご相談されて祝いの節目をお決め頂くのもいいかもしれません。(小)