例年に比べて今年はかなり遅いんですが、ようやく境内の木々も色づいてきました。
今日は10月最後の日曜日とあって、七五三や初宮詣の方々が多く参拝されました。
明日から11月。11月5日(金)には例年通り王神祭が行われます。(桃)
例年に比べて今年はかなり遅いんですが、ようやく境内の木々も色づいてきました。
今日は10月最後の日曜日とあって、七五三や初宮詣の方々が多く参拝されました。
明日から11月。11月5日(金)には例年通り王神祭が行われます。(桃)
昨日辺りから急に寒くなり、北海道では雪が降って路面電車の除雪車が一ヶ月半ほど早く登場したようです
この時期になるともうスーパーなどでは新米が並んでいますね。新潟県のお米は美味しいですが、新米は格別な気がします。
神社での御祈祷や地鎮祭などの際、「玉串料」や「御神前」などとのし袋の表書きに記す事がありますが、「初穂料」と書いてある場合もあります。
初穂とは字の通り「その年に初めて収穫されたお米」の事で、元々は左記の通り最初に収穫された稲穂を、感謝を込めて神さまにお供えする事を意味していました。
けれど後に穀物以外にも初めて収穫された野菜・魚・獣などにも用いられ、さらにお米の代わりにお供えする金銭にも用いられるようになったそうです。
もう日時は過ぎてしまいましたが、伊勢の神宮では10月17日に年間最大のお祭りとされる神嘗祭が執り行われました。
この神嘗祭は、天皇陛下が御手ずから丹精を込めてお作りになられた新穀をはじめ、全国の篤農家から奉納された新米を供え、神さまにお召し上がりいただく、実りに感謝し喜びを神さまと共に分かち合うおめでたいお祭りです。
稲は「命の根」だからイネと呼ばれ、お米には「命の根が込められている」のでコメと呼ばれ、新米には「新しい命の根が込められている」ので大事にしてきているのだと思います。
その新鮮で瑞々しい生命力が込められている新米を神さまがお召し上がりになる事によって、生命力つまりは御神徳が高まり、神さまの御力が更新されるのです。
この様な事から神さまや神道には、稲作が古来より関係している事が分かると思います(大)
爽やかな秋晴れの日が続いています
10月23日の今日、社殿では結婚式が行われました。
境内はケヤキ等落葉樹が多く、葉が赤や黄色に色づく時期です。
青空に紅葉をバックに、新郎新婦が歩まれるのを見て美しいな、と素直に感じました。
ご友人たちが式にも参列され、カメラで記念撮影などもされていました。
皆に祝福されて結婚されるのはやっぱり幸せだなと思います。
奇しくもこの日10月23日は、6年前この地を襲った中越地震の発生した日です。
6年前のこの日は絶望の底と言いますか、これからどうなるんだろうと不安の毎日でした。
今でこそ冷静に受け止められますが、当時は破損した境内を見てどうしたらいいかわかりませんでした。
人生楽あり苦ありといいますが、困難に直面することもあれば喜びに満ちた瞬間も訪れることもある、そういった中で努力してひとつずつ積み上げる大切さを感じました。
何はともあれお二人のご多幸を心よりご祈念申し上げます。(桃)
調べたところによると、稲作の起源は紀元前約三五〇〇年前までにさかのぼるそうです
紀元前三五〇〇年前と言うと縄文時代後期位でしょうか。私が義務教育の時は弥生時代中期頃に稲作が始まったという話だったのですが、いつの間にやら変わっていたようです。
さて、縄文時代にまでさかのぼる稲作は神道と深い関わりがあります。
神道では毎年十一月二十三日(古くは十一月の第二の卯の日)を新嘗祭(にいなめさい)として宮中および各地の神社で収穫感謝のお祭りを執行してきました。
この新嘗とは「新饗」の意味で漢字で分けると「新/饗」となり意味は「新しいモノで/もてなす(御馳走する)」と言う事になります。
春のはじめに祈年祭(きねんさい、としごいのまつり)を行い五穀の豊穣を祈るのに対し、収穫の秋に実った新穀を神前に供えて、神さまの恵みに感謝するのが新嘗祭で起源は古く、『古事記』に天照大御神が祭りを行った事が記されています。
その年に初めて収穫されたお米の事を初穂といいますが、もともと最初に収穫された稲穂を感謝を込めて神さまにお供えする事を意味していました。現在ご祈願を受けた際にのし袋に「初穂料」と記すのはこれの名残です。
古来の人は種をまき植物が育つ様子を神さまの力と考えていました。現在では科学が進み「何々が作用して何々が・・・」と解明されていますが、偉大な自然の力に感謝する気持ちを忘れずにいきたいですよね(大)