2010年1月 のアーカイブ

鳥居について

2010年1月29日 金曜日

神社の境内には必ず鳥居があって、神社の目印というか象徴のようなものです。(神社の地図記号も鳥居ですし・・・)

これは神社の参道の入り口に建つ一種の門で、神さまの聖域と人間の世界との境界を示すものです。

この鳥居について説明したいと思います。

一の鳥居

鳥居の起源については、実ははっきりとはわかっていません。

最古の記録では古事記の「天岩戸開き(あめのいわとびらき)」の中で、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が岩戸に隠れたときに、鶏(常世の長鳴き鳥)を止まり木で泣かせたところ、大御神が岩戸より出てこられたところから、これ以降神前には鶏の止まり木をつくるようになり、それが鳥居になったといわれています。

また鳥居のいう語源は「通り入る」とか「鶏が居る」と書いて「鶏居」という言葉が変化したものといわれています。

さてこの鳥居、二本の柱とその上に横に乗せた「笠木」(かさぎ)とその下に水平に乗せた「貫」(ぬき)という横木からなっています 。材質はもともと檜や杉といった木材でしたが、後世には石造・銅製、最近ではコンクリート造などもできました。

また一見すると同じように見える鳥居も下記のように様々な形があります。

お近くの神社はどのような形でしょうか?鳥居の形と神社の由緒は無意味ではなく、意外と関係深かったりします。

三柱鳥居三柱鳥居三輪鳥居三輪鳥居山王鳥居山王鳥居鹿島鳥居鹿島鳥居 宗忠鳥居宗忠鳥居住吉鳥居住吉鳥居春日鳥居春日鳥居神明鳥居神明鳥居八幡鳥居八幡鳥居明神鳥居明神鳥居

両部鳥居両部鳥居筥崎鳥居筥崎鳥居

境内の様子

2010年1月18日 月曜日

暖冬の予報は何だったんでしょうかicon_eek.gif

境内の様子というか雪で埋もれてしまいそうです。

雪かきしながら、ふと見るときれいだったので一枚。

明日から降り止むみたいですが 、まだ除雪の日々が続きそう。

雪ネタが続いてすみません

賽の神神事

2010年1月13日 水曜日

1月10日(日)に賽の神神事が執り行われました。

賽の神は小正月の代表的な行事で、もともとは1月15日に行われてきたのですが、祭日の変更によって毎年開催日を変更し休日に行っております。

午前中から神社の役員・氏子青年会・こども会のこども達からお手伝いいただいて午前中に出来上がりました。竹で骨組みを作り、その上に萱・わらをかけて荒縄で締めます。今年は天候に恵まれ風雪もなく順調に作りました。

賽の神1

午前中で一度解散し、夕方5時半より神事が行われました。

関係者より玉串の奉奠をお願いしておりますが、こども達からも代表して6年生より玉串を捧げ拝礼していただきました。

賽の神2

その後忌火を賽の神に点火します。甘酒が振舞われ、あっという間に火は広がりするめを火にくべたり習字を浄火で焼納する人など意外とやることがあるんですよね。でもひと段落するとじっと火をみつめ燃えるのを見ていると、なぜか癒されるんです。火の揺らめきやらパチッという音、古代からの人間の本能なんでしょうか火と人間との切っても切れない関係が心の奥にあるような気がしました。

あけましておめでとうございます。

2010年1月8日 金曜日

大変おそくなって恐縮ですが、新年明けましておめでとうございます。

平成20年末のリーマンショック以来昨年は世界大恐慌・新型インフルエンザの大流行と非常に物騒な一年ではなかったかと思います。

先進国の中でも少子高齢化が最も早く進んでいるのが日本です。急激な社会の変化に戸惑い将来への不安がよぎることと思います。

さて今年の正月は新潟県をはじめ日本海側の北陸・東北地方は大変な悪天候に見舞われました。大晦日1日と暴風が続き、2日・3日は風がやみゆっくりとお参りできたのではないでしょうか。一年の初めに気持ちを落ち着けて、自分の心と向かい合い神前に祈りを捧げるのは とても大切なことではないかと思っています。日々の生活は慌しく過ぎていきますが、どこかで区切りをつけて自分を振り返り、仕切り直しをするのは大切なことだと思いませんか?

年末年始はあまり写真を撮っている時間がなかった(忘れていました)のですが、授与所の中から一枚だけ撮りました。

初詣の授与所年末年始には巫女としてお手伝い(助勤といっています)してくれる方が10名近くいます。

新年を迎え、新しいお札や御守をお持ち戴き、気持ちも新たに良い一年を過ごされますことを心よりお祈り申し上げます。

1月10日(日)午後5時半より神社境内にて、賽の神を行います。