2010年6月 のアーカイブ

おみくじについて

2010年6月8日 火曜日

おみくじは個人の運勢や吉凶を占うために用いられ種類も色々あり、当神社では普通のおみくじの他に「子どもみくじ」と「恋みくじ」があります(恋みくじは授与所で頒布しています)

一般的なおみくじの内容は吉凶判断・金運・恋愛運・失せ物・旅行・待ち人・健康など生活全般に渡る内容が記されています(恋みくじの場合は星座や血液型の是非がありますが・・・)

神様のお諭し(大御心)としてその内容を今後の生活指針にしていく事が大切な事ですが、気にしすぎるのも良くありません。

例えば凶を引いてしまったからと言って落ち込む必要はまったくありません。

例として金運を挙げるならば、凶だとしても「急がねば開けることあり」と記されており、急がなければいつか金運に恵まれますよ、と解釈して頂いて構いませんし、大吉を引いた場合でも「心よければ開く」と記されており、心に邪まな気持ちがなければ恵まれますよ、と解釈して下さい。

いくら大吉だからと言って傍若無人に振舞っていれば凶事に出遭うかも知れませんし、凶だと言っても心安らかに気を引き締めて生活すれば凶事に遭わないかも知れません。

神道の考え方では、二元論と言う考え方はあまり合いません。人間だって良い面もあれば悪い面もある、絶対的な善や絶対的な悪と言った考え方はそれに相対する存在を全否定してしまいます。

良い部分にも悪い部分を、悪い部分にも良い部分を見つけ、お互いを認め合うのが本来の日本人の素晴らしい所です。

だから大吉が出たからと言って慢心せず、凶が出たからと言って落ち込まないで下さいね?

・・・それでも、凶は精神的に嫌だ、と思うのが人間です。実際私も凶よりも吉、吉よりも大吉の方が良いですからねicon_neutral.gif

そんな時はもっと良くなりますように! と祈りながら神社にある樹木などに結んで行きましょう。

はるか昔は利き腕じゃない方で片手で結ぶ事で修行とみなして、それをする事によって神様に伝わる、と言う方法が流行りましたが、そんな事をする必要はありません。

ただ祈りを込めながら結んで下さい。神職がキチンとお焚き上げ致しますので。

たまに大吉が出るまで引き続ける方もいらっしゃいます。いえ、別に気の済むまで引いていただいて結構なんですが、中国の『易経』と言う書物に「再筮すれば穢れる」と言う言葉があります。この言葉は「一度出た結果が気に入らないからと言って再び占いをして神様に尋ねても、神様はもう何もお答えにならないどころか自身の身も神威も穢れてしまう」と言う意味を含んでいます。

参拝しに来たんですから、自ら穢れる様な真似だけはしたくないですよね(大)

夏越しの大祓式のお知らせ

2010年6月3日 木曜日

6月30日午後4時より『夏越しの大祓式』と言う祭典を執り行います。

『夏越しの大祓式』とは、半年の間に付いた罪穢や厄を祓い、残りの半年を元気よくやって行こうと言う意味を持ったお祭りです(かなり大雑把な説明ですが・・・)

その歴史は古く、701年の『大宝律令』(今で言う法律等)で正式な宮中の年中行事と定められ現在に至っています。

昔は洗濯や入浴などが一般的ではなく、また雑菌などによって引き起こされる病は全て己の罪穢や厄から来ると信じられていたので、菌が繁殖する前にお祓いをして全国民の疫病を予防する意味があったと考えられています。

今日神社では小さな差異はありますが、ほぼ同一のお祭りが全国で行われています。

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上記の様な人形(ひとかた)に住所・氏名・生年月日を書いて息を三度に分けて吹きかけて初穂料と一緒に納めると、当日に神職が祈念を込めてお祓いします。

当日参加できない方も責任を持ってお祓いしますのでご安心ください。

当神社の拝殿前にも大祓式用の人形などが置いてあるので、ご参詣の際には確認してみて下さいねicon_smile.gif

そしてこれはお願いなのですが、必ず名前の横に『ふりがな』を入れて下さい。

ちゃんとした名前が分からないと、お祓いが出来ない可能性もあるので・・・

それともう1つ『夏越しの大祓式』には『茅輪神事』と言う祭典も同時に執り行われます。

茅輪とは大きい茅の輪をくぐって病にかからない様にと願う、神話の時代が起源となるお祭りです。

ただまだ準備が出来ていないので、用意が整いしだいすぐにブログに載せますのでもう少々お待ち下さい(いやほんと、急いで作業に取りかかるんで・・・)

6月に入り汗ばむ季節になってきて私自身も若干体調が悪くなっておりますicon_sad.gif

昼間は暑く、朝夜は寒い・・・。風邪の引きやすい季節になってきているのでみなさん気をつけてお過ごしください(大)