下条町下条神社例祭

8月11日は市内下条町に鎮座する下条神社の例祭が行われました。

下条町は長岡市内の南部に位置しており、金峯神社からは8~9キロのところに下条神社は鎮座しています。

条は田んぼの畝を意味し、長岡市内には他に上条、中条、下々条などの町名がありますが、昔から水田が広がる地域であったことが推測されます。

下条町には元々町内の各地に5つの神社が鎮座していて(十二神社・諏訪神社二座・石動神社・八幡神社)、昭和30年頃区画整理にともなってこの五社を十二神社へ合祀し、社名を下条神社と改めた歴史があります。以来下条町の産土神として護持され8月上旬の祭礼は大変賑やかなお祭りで知られています。

下条神社参道と幟
下条神社境内

この日もよく晴れた暑い日でしたが、社殿には時折心地よい風が吹き汗を乾かしてくれます。中越地震の際には鳥居と御本殿に大きな被害があり数年間掛けて復興しました。それも早いもので10年近く歳月が経とうとしています。広い境内では子どもたちが遊ぶ声がこだまし、鎮守の杜には蝉しぐれが響いていました。日本の夏の昔ながらの風景に懐かしさを感じる一日でした。(桃)

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