御札のまつり方

言い方が適切かどうかは分かりませんが神棚と言うのは、家の中の神社、と言う考え方が適切かと思います。そうなると御札は御神体、と言う事になって来ます。

神さま(或は神様の御恵)をお招きして家を守っていただくわけですから、神棚は明るく清浄にするように心がける様にします。

また神さまを踏む事が無いように最上階に神棚を設け、お札の向きは東向きか南向き、つまりは壁の西面か北面に神棚を設けてまつるのが良いとされています。

とここまで書きましたが、絶対にこうしなければならないという訳ではありません。あくまでも『理想的』なまつり方であり、真心を持って御まつりしようと言う心さえあれば、タンスや本棚の上を綺麗にして白い布を敷き神棚を設えても問題はありません。

さてここまでは出来る範囲での事で良いのですが、お札を御まつりするにはルールがあります。

ホームセンターや神具仏具の専門店などに売っている宮型で多いのは一社造り(重ねて御まつりする形)と三社造り(並べて御まつりする形)だと思いますので、御まつりの仕方をご紹介します。

一社造りの場合

一番奥に崇敬する神社、真中に氏神さま、一番手前に神宮大麻と言う順番でお札を奉安します。

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三社造りの場合

中央に神宮大麻、向かって右に氏神さま、向かって左に崇敬する神社と言う並べ方でお札を奉安します。

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左右に榊を立て、米、水、塩、酒を下記の図のお供えすると、理想的なお札のまつり方となります。

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お供え物は毎日取り換える事が望ましいですが、難しい場合は一日や十五日など、月例祭の日に換えます。この日には榊も取り換えます。

榊は生花店などでも売っていますし当神社でも頒布しております。参拝の折に持ち帰り、お供え物などを一新してみてはいかがでしょうか(大)

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