稲作(お米)と神道の関係②

昨日辺りから急に寒くなり、北海道では雪が降って路面電車の除雪車が一ヶ月半ほど早く登場したようですicon_eek.gif

この時期になるともうスーパーなどでは新米が並んでいますね。新潟県のお米は美味しいですが、新米は格別な気がします。

神社での御祈祷や地鎮祭などの際、「玉串料」や「御神前」などとのし袋の表書きに記す事がありますが、「初穂料」と書いてある場合もあります。

初穂とは字の通り「その年に初めて収穫されたお米」の事で、元々は左記の通り最初に収穫された稲穂を、感謝を込めて神さまにお供えする事を意味していました。

けれど後に穀物以外にも初めて収穫された野菜・魚・獣などにも用いられ、さらにお米の代わりにお供えする金銭にも用いられるようになったそうです。

もう日時は過ぎてしまいましたが、伊勢の神宮では10月17日に年間最大のお祭りとされる神嘗祭が執り行われました。

この神嘗祭は、天皇陛下が御手ずから丹精を込めてお作りになられた新穀をはじめ、全国の篤農家から奉納された新米を供え、神さまにお召し上がりいただく、実りに感謝し喜びを神さまと共に分かち合うおめでたいお祭りです。

稲は「命の根」だからイネと呼ばれ、お米には「命の根が込められている」のでコメと呼ばれ、新米には「新しい命の根が込められている」ので大事にしてきているのだと思います。

その新鮮で瑞々しい生命力が込められている新米を神さまがお召し上がりになる事によって、生命力つまりは御神徳が高まり、神さまの御力が更新されるのです。

この様な事から神さまや神道には、稲作が古来より関係している事が分かると思います(大)

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