兼務神社祭礼 (宮原 大己貴神社)

新潟県長岡市宮原に鎮座いたします大己貴神社で祭礼を執り行いました。

少し歴史をご紹介いたします。かつて、こちらの地には「十方院敬忠」という山伏がおりまして宮原村(当時)に薬師を奉祀したのが事の始まりです。当山派(※1)修験十方院は慶長年間(1596年~1615年)その町で当時、薬師如来をお祀りしておりました。その後、時代が進み明治に神仏分離で大己貴神社と名前を改め「大己貴命(大国主命)」をお祭りした。

※1 当山派とは平安時代から江戸時代にかけて存在した真言宗系の修験道。金峯山(※2)を山岳修行の拠点とし活動を行っていた。明治の神仏分離で、修験道廃止に伴い当山派は真言宗に統合されることになった。

※2 金峯山とは奈良県の大峰山脈のうち「吉野山」~「山上ヶ岳」までの連峰の相称。

午後からは「各戸祓い」を執り行い、ご自宅に一軒一軒まわりお祓いを致します。大変、天候もよく神輿を担ぐ子どもたちの「ワッショイ ワッショイ」と言う声が宮原に響きます。お近くにお寄りの際はどうぞお参りください。ちなみに、宮原の歴史など詳しく知りたい方は「大己貴神社と宮原の今昔」という本が大己貴神社様(長岡市宮原)にございます。お祭りの日にお参りを兼ねてお近くの方にどうぞお尋ねください。(小)

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